前田珈琲 室町本店
前田珈琲は1981年の創業から約40年間、京都人に愛されてきた老舗の喫茶店です。
今回は前田珈琲発祥の地、室町本店にお邪魔してきました。地下鉄四条駅、阪急烏丸駅から徒歩5分程度、烏丸蛸薬師の交差点を西へ入ってすぐのところにある古風な商家風建物のお店です。
あいにくの雨模様でしたが、明るい照明と白黒のコントラストがはっきりした外観で、暗さを感じさせません。
店内へ入ってみると意外と奥行きがあります。いわゆる、うなぎの寝床ですね。
濃いブラウンとベージュカラーを基調とした内装が老舗感を醸し出しますが、使い古されたというより、こまめに手入れされている様子で清潔感があります。
ここのお店は4種類のブレンドが主要なコーヒーのメニューです。名前は弁慶、牛若丸、富久、龍之介。龍之介が最も古くからあるブレンドらしいですが、今回は酸味を抑えてコクや香りが豊かな、私好みの牛若丸を頂きました。
確かに香りが豊かでコクがあり、後味の香ばしさと心地よい苦味が良いですね。とても美味しいコーヒーです。
ちなみに、牛若丸(源義経)といえば、京都市内にはゆかりの場所がいくつかあります。
有名なのは牛若丸が武蔵坊弁慶と闘った五条大橋で、今もその闘いを模した石像が立ってますね。
さらに鞍馬山。牛若丸は鞍馬山の天狗に育てられたという言い伝えがあります。
それと結構マイナーですが、京都市北区紫竹の、その名も牛若町という地区には、牛若丸が産湯を授かったといわれる井戸の跡地があるんですよ。住宅街の中にひっそりと存在していて、地元でも知らない人が多いとか。
それぞれ離れてはいますが、これら牛若丸ゆかりの場所を巡ってから、前田珈琲で牛若丸ブレンドを頂くというのも乙ですね。
今回はコーヒーだけを頂きましたが、前田珈琲は昔ながらのナポリタンや卵サンドがとても美味しく、ランチにも最適なカフェです。
それと私のオススメはコーヒーフロート。
乗っているソフトクリームもコーヒー味で、中にはコーヒーゼリーが入っています。コーヒー好きにはたまらないスイーツです。ぜひ一度お試しあれ。
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