スタンプタウン・コーヒー・ロースターズ(Stumptown Coffee Roasters)
あけましておめでとうございます。
コロナの状況がなかなか改善せず、あいにく不安な年明けとりなりましたね。
そのような状況を考慮して、私もカフェ巡りを自粛しているのですが、昨年末に利用したテイクアウト利用できるカフェを、今回はご紹介します。
ご紹介するのは2020年6月にオープンしたスタンプタウン・コーヒー・ロースターズ(Stumptown Coffee Roasters)です。
烏丸姉小路に、リニューアルした新風館と隣接する形でエースホテル京都が開業しましたが、その1階ロビーに店舗を構えています。地下鉄・烏丸御池駅6番出入口から徒歩1分です。
こちらのスタンプタウン・コーヒー・ロースターズは、全米で店舗を展開する人気のカフェであり、米国以外の海外初出店として、こちらの京都店を開店されました。
スタンプタウン・コーヒー・ロースターズは、コーヒー業界のサードウェーブの代表格と評されています。
サードウェーブとは、コーヒーの流行における第3の波です。それまでにコーヒーの流行が2回あって、第1の波がインスタントコーヒーによる一般家庭への流行、第2の波がスタバを代表とするシアトル系コーヒーによるコーヒーの風味を重視した流行です。
それに対し、サードウェーブは、コーヒーをワインのような品質の優れた嗜好品として捉え直し、高品質なコーヒー豆を使って、コーヒー本来の価値を重視して味わう流行です。サードウェーブコーヒーの特徴としては、シングルオリジンや中〜浅煎りなどが挙げられます。
スタンプタウン・コーヒー・ロースターズで取り扱うコーヒーも、世界中から集められた高品質なコーヒー豆から作られた、中煎りのシングルオリジンコーヒーが主体になります。
こちらがドリンクメニューです。
スタバなどのチェーン系カフェに比べると、少し高い価格設定にはなっていますが、その分、コーヒーの品質にこだわりがあるようです。
せっかくなので、今回は普通のコーヒーでなく、少しお高いハンドドリップコーヒー(税別550円)を頂きました。
コーヒーに使う豆ですが、力強い味わいのインドネシア産、爽やかなエチオピア産、カフェインが除去されたデカフェの3種類の中から選ぶことができます(値段はいずれも同じ)。今回はインドネシア産を選びました。
また、相方の分としてアイスコーヒーも注文しましたが、アイスは普通の(ハンドドリップでない)コーヒーか、ハンドドリップのデカフェのいずれかから選べます。今回は普通のコーヒーをアイスにしてもらいました(税別400円)。
こちらのカフェは、スイーツも扱っていらっしゃるので、柚子&レモンドーナツ(税別380円)も一緒に注文しました。
以上3点をテイクアウトして頂きました。
まず、ハンドドリップコーヒー(インドネシア産)です。
適度な香ばしさと苦味がありますが、酸味が強くフルーティーです。後味はまったりとしていて、そこまで強く風味が残らない感じです。
インドネシア産なので、もう少しボディの厚さを期待していたのですが、浅煎りに近い中煎りなので、フルーティーさが先行します。なるほど、サードウェーブコーヒーというのは、こういうジャンルのコーヒーなのですね。
続いて、アイスコーヒーです。
こちらもフルーティーな中浅煎りコーヒーがベースになっているため、酸味が際立ちます。アイスコーヒーといえば、深煎りというイメージがあるので、飲み慣れない味に戸惑いました。
もっと浅煎りコーヒーに親しんでいれば、良さを堪能できたのかもしれません。
最後に、柚子&レモンドーナツです。
しっかりとした酸味があり、爽やかな味わいです。果肉が入っていて、食感も良いです。
面白かったのが、こちらのドーナツを食べた後にコーヒーを飲むと、コーヒーの酸味がマイルドになって美味しく感じます。
フルーティーなコーヒーに合うように作られているのですね。
今回頂いたフルーティーなコーヒーは、正直なところ私の好みとは離れていましたが、サードウェーブコーヒーの代表格と評されるコーヒーを頂けて、良い経験になりました。
こちらのお店はテイクアウトを気軽にできるところが、このコロナ禍のご時世にぴったりなので、日本初出店を果たしたスタンプタウン・コーヒー・ロースターズへ、皆さまも一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
この記事を気に入っていただいた場合は、こちらのバナーをクリックして応援をよろしくお願いいたします。